最近の体調不良について

更新日: by Shohei

あまり多くの方が興味を持つ内容ではないかもしれませんが、現在の思考を整理し、将来の自分への参考として、また同じように悩んでいる方のために、私が経験したことを書き残しておきたいと思います。

はじまり:健康診断にて

はじまりは、昨年11月に受けた会社の健康診断でした。今まで人間ドッグを受けたことがなかったので、3万円ほど支払ってフルオプションの検査を受けたところ、いくつか異常が見つかり、特に「Lox Index」の値が非常に高いという結果が出てしまいました。

「Lox Index」は将来の動脈硬化のリスクを示す数値だそうで、追加で頸動脈エコーを受けるよう勧められたため、地元のクリニックで検査を受けたところ、1.5mmほどのプラーク(軽度の動脈硬化)があることがわかりました。

健康診断の重要性を痛感し、さらに大腸カメラと胃カメラも受けたところ、以下の所見がありました。

  1. 胃と大腸のポリープ
  2. 逆流性食道炎
  3. 大腸の炎症(細胞を採取して検査)

1のポリープはその場で切除してもらい、3の大腸の炎症は検査結果待ちの状態でした。ここ1カ月ほど慢性的に下痢が続いていたため、大腸に何らかの問題があるのではと感じていました。母が大腸がんで亡くなっていることもあり、私自身も大腸の状態には特に注意が必要です。

また、2の逆流性食道炎については、検査を受ける数日前から胸に違和感があったため、薬を処方してもらいました。言葉にしづらいのですが、胸の奥に違和感を覚えるような痛みです。

逆流性食道炎について

逆流性食道炎とは、簡単に言えば胃酸が逆流して食道を傷つける病気のことです。昨年あたりから、朝起きたときに胃が重い日がたまにあったので、早く対策すればよかったのですが、放置していました。

調べたところ、以下の生活習慣が悪かったようです。

  • 空腹時に刺激物をとる(例:朝起きてすぐにコーヒーを飲む)
  • 夜遅い時間に食事をとる
  • 食後すぐに横になる
  • チョコレートなど脂肪分の多いお菓子を食べる
  • 食べすぎ
  • 食後すぐの運動

私の場合は思い当たることが多く、逆流性食道炎になってしまったのも納得でした。そこで、下記の対策を始めました。

  • 朝起きたらまず白湯を飲み、その後に朝食をとってからコーヒーを飲む
  • 夜ごはんは8時頃までに済ませ、それ以降は何も食べない
  • 食後すぐに横にならない
  • 横隔膜を鍛える(腹式呼吸を行う)
    • 鼻から息を吸ってお腹に空気をため、口からゆっくり吐き出す
    • 運動時に行えれば理想的だが、無理なら瞑想やストレッチでもOK

軽度の動脈硬化について

動脈硬化は、脳卒中や心筋梗塞など重篤な疾患につながるため非常に怖い症状です。幸いにも追加の検査で血糖値や血圧に問題は見られませんでした。しかし、生活習慣を改善してもプラークが消えるわけではなく、一生リスクを背負っていくことになるので、精神的にはなかなか嫌なものだと感じました。

思い当たる原因を挙げると、以下のようになります。

  • 朝ごはんを食べない
    昼食時に血糖値スパイク(急激な上昇)が起こりやすく、血管にダメージを与える
  • 睡眠不足(いつも5〜6時間程度)
    睡眠不足は動脈硬化の進行を加速させる
    体の回復時間が短く酸化ストレスが増える
    成長ホルモンの分泌が減り血管の修復が遅れる
  • 長風呂(いつも1時間ほど入る)
    血圧の変動が大きくなり、交感神経が刺激され血管に負担がかかる
    発汗による脱水で血液がドロドロになりやすい
  • 過剰なアルコール摂取
    普段あまり飲まないが、飲むときは量が多くなりがち
  • 塩辛い食べ物やチョコレートの食べすぎ
    塩分過多は血圧を上げ血管に負担がかかる
    甘いチョコレートは血糖値の急上昇を招きやすい

噂レベルですが、新型コロナウイルスのワクチンが動脈硬化に影響するという話もあるようです。

以下の対策を行うことにしました。

  • 夜ごはんを8時までに食べ、12時までには就寝
  • 寝る前に10分ほど瞑想
  • 入浴は30分までに制限
  • 毎日ジョギングやウォーキング
  • アルコールは赤ワイン1杯まで、飲み会でも2杯まで
  • 塩と塩胡椒を使わない(味付けは大根おろし、ニンニク、生姜、味噌)
  • 油はオリーブオイル(エクストラバージン)を使用
  • サバ缶、納豆、無調整豆乳、みかん、バナナ、冷凍ブルーベリー、枝豆、味噌汁、玉ねぎなどを積極的に食べる

大腸の炎症について

通常、大腸の壁には血管が張り巡らされているのですが、大腸カメラの結果、部分的に血管が見えない箇所がいくつかあったため、細胞を採取して検査に回してもらうことになりました。

その後、検査結果が返ってきて、がんや重大な病気ではないことがわかりました。

おそらく一時的に大腸の状態が悪いときに炎症ができたのではないか、ということでした。

大腸カメラで腸を空っぽにした後は便の調子も良くなっているため、しばらくは便の状態を観察し、異常があればすぐに対応しようと思います。便の硬さや形状を目安にして、食事・水分補給・運動量を調整し、「バナナ型の一本うんち」を目指したいところです。

ネットで調べてみると、腸に良いとされる食べ物は以下の通りでした。

  • 発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌、ぬか漬け)
    善玉菌を増やし腸内環境を整える
  • 水溶性食物繊維(オートミール、ワカメ、納豆、ゴボウ)
    腸の粘膜を保護し炎症を抑える
  • オメガ3脂肪酸(サバ、イワシ、アマニ油、えごま油)
    抗炎症作用があり腸の炎症を抑える
  • 発芽玄米、雑穀米
    栄養豊富で腸の働きをサポート
  • 大豆製品(豆腐、豆乳、納豆)
    低刺激で腸に優しくタンパク質も補給できる
  • 鶏むね肉、白身魚
    低脂肪で消化に良いタンパク源
  • スープ、味噌汁
    水分と塩分を補い腸の粘膜を保護
  • はちみつ
    天然の抗菌・抗炎症成分があり腸の炎症を抑える
  • バナナ、リンゴ
    消化に優れ、腸内の善玉菌を増やす

メンタルと体重減少について

結論から言えば、軽度の動脈硬化と逆流性食道炎以外に大きな問題はなかったのですが、大腸の細胞採取後から結果が出るまでの間、メンタルが落ち込みすぎて1週間で体重が7kgも減ってしまいました。

クリニックの先生によると、血液検査の結果から見ても他に悪い要因はなく、自律神経の乱れが原因ではないかとのことです。急激な体重減少はよくないので、少しずつ食事量を増やして体重を戻していくつもりです。

メンタルについては、大腸に問題がないとわかってから元気になりました。「病は気から」ということわざを身をもって体験した1週間でした。

胸の痛みについて

10日ほど続いていた胸の痛みは、逆流性食道炎の薬を飲んでも改善が見られなかったため、別の原因を疑いました。背骨を反らしたり丸めたりすると痛みが増したため、「背骨や筋肉が原因かもしれない」と整体に行ったところ、肩甲骨周辺が異常に硬く、一部背骨が曲がっている可能性があると指摘されました。

整体師さんと原因を話し合った結果、以下の推測に至りました。

  • 3カ月前まで週2回通っていたジムを辞め、ジョギングを週5回(1回30分ほど)に変更
  • その結果、広背筋の筋力が落ち、背中が丸まりやすくなった
  • 悪い姿勢のままジョギングを続けたため、地面からの衝撃が背中に加わり、さらに負担がかかった

整体後は胸の痛みがかなり和らぎ、骨や筋肉の問題だったとわかりました。

感想

今回の一連の検査や体調不良を通して、多くの学びがありました。特に感じたのは、健康というのは一つの問題を治そうとすると他が悪くなる可能性もあるため、総合的なバランスを見ながら生活習慣を整えることが大事だということです。

特定の栄養素や特定の運動だけで万事うまくいくわけではなく、朝起きてから寝るまでの行動をトータルでコントロールする必要があります。しかし、あまりストイックにやりすぎるとメンタル面で自律神経が乱れる恐れもあるので、適度なストレス管理も重要です。

個人的には、生活習慣を変えること自体はさほど苦になりませんし、今回の経験によって改めて健康の大切さを認識できたのは収穫だと思います。

「健康は失って初めてその価値を知る」とよく言われますが、今回の件で心から痛感し、今後は健康的な生活を継続していこうと決意しました。結果的には何事も大きな問題につながらずに済んで良かったです。

以上が、今回の体調不良と検査結果に関するまとめです。結果的に早めの受診が功を奏したので、これを読んでいる皆さんも気になる症状があれば早めに専門の医療機関で相談することをおすすめします。