ふきげん猫ちび
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このような方に向けて、GoogleスプレッドシートとChatGPTを連携させて仕事に役立てる方法を解説します。
Chat GPTを使い始めて4ヶ月くらいになるのですが、ここ最近はGoogleスプレッドシートと連携させて利用することが多くなりました。
ヘイショー
目次
利用するツール(Googleシートのアドオン)
Talarianという会社がリリースした「ChatGPT in Google Sheets and Docs」というツールを使用します。
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連携方法
Googleスプレッドシートから、Extensions→Add-ons→Get add-onsをクリック
ここから先は省略しますが、適当に「Next」をクリックしていけばOKです。
Extention → GPT for Sheets and Docs → Set API key をクリック
先ほど取得したAPIキーを入力して「Save API key」をクリックすると、連携が完了します。
数式の説明
以下の数式でChatGPTを使用することができます。
=GPT(Prompt、Value、Temparature)
- Prompt … 指示内容を記載
- Value … 編集する元の文章
- Temparature … クリエイティブな内容が必要かどうか(0はクリエイティブ度合い0%、1はクリエイティブ度合い100%)
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=GPT(A7:B11,A4,1)という数式が入っています。
- GPT関数に入っている左から1番目のA7:B11は、指示内容である10個のセルを参照しています。
- 2番目のA4はValueの部分で、翻訳させたい文章を書いています。
- 3番目の1はTemparatureの部分で、クリエイティブな文章になるように支持しています。
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トークンを節約するコツ
回答をキャッシュさせる
こちらはかなり大事な設定なので、ご確認いただくことをお勧めします。
ツールバーから Extentions / GPT for Sheets and Docs / Manage cache をクリックすると変更できます。
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こちらの設定を行うことで、過去6時間以内に同じ質問をされた場合にキャッシュされた同じ回答を返してくれるようになります。
On/Off機能をつける
あとIF関数を応用してOn/Off機能をつけるテクニックです。
利用する時だけOnすることにより、ファイルを開くたびに勝手にChatGPTが走ってしまってトークンが無駄になることを防ぎます。
自分が使っている関数はこんな感じです。
=IF(C4=”On”,GPT(A7:B11,A4,1),”← Enter Your Text | Turn On →”)
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用途とテンプレ
以下に自分が利用しているテンプレを公開します。
長文を要約する
長文を要約して3つの要点にまとめるプロンプトです。
翻訳する
ただただ翻訳するためのものです。
要件定義
ざっくりとした依頼が来たときに、要件を定義するためのものです。
初心者へ言葉の概念の説明
Webマーケティングの仕事をしているとよく言葉の概念を聞かれることが多いのですが、そんな時に役に立つテンプレです。
要約のセル、詳細のセル、活用事例が生成できます。
課題の分離
課題の分離というのはアンガーマネジメントのテクニックのことで、自分が何をすべきかを考えることです。
ChatGPTに考えてもらうことで、感情を無にすることが出来るようになります。
商品の口コミ調査
商品の口コミをChatGPTに要約してもらうためのテンプレです。
口コミの一つ一つは教えてくれないのですが、内容をざっくり通して要約したものは教えてくれるようです。
まとめ
こんな感じで用途別のテンプレを作っていくことで、プロンプトを毎回考える手間を省くことができます。
また、回答が微妙だと思ったらプロンプトを微調整して、理想のプロンプトに辿り着くまでPDCAを回していけることも可能になります。
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