ふきげん猫ちび
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このような疑問にお答えします。
今回の記事では、以下の内容について説明していきます。
- コンバージョン率最適化とは?
- コンバージョン率の一般的な目安
- コンバージョン率を上げるテクニック
ちなみにコンバージョン率最適化は、デジタルマーケティングの各施策の中でもっとも費用対効果が高いと言われています。
なので、Webサイトを運営している人であれば、すべての人に知っておいてもらいたい内容です。
ここに書かれている各テクニックは証明されているものが多いので、どんどん取り入れていただければ結果は出るはずです。
ヘイショー
目次
- コンバージョン率最適化とは?
- コンバージョン率の目安
- テクニック:一般知識編
- 1.CTAボタンの文言にベネフィットを入れる
- 2. ブランドに信頼性があることを証明する
- 3. ページタイトルに具体的な数字を入れる
- 4. 安心感を与えるコピーをCTAボタンの近くにに置く
- 5. 急かすような文言を入れる
- 6. 人気No1商品(ベストセラー)のコピーを置く
- 7. 感情を込める
- 8. CVRの高い商品をファーストビューに含める
- 9. 新規ユーザーを即エンゲージメントさせる
- 10. 情報量を増やす
- 11. ネガティブなソーシャルプローフを隠す
- 12. LP(ランディングページ)を出来るだけ多く用意する
- 13. Aboutページでチームのプロフィールを見せる
- 14. 箇条書きを有効に使う
- 15. 専門用語を使わない
- 16. CTAボタンでは「購入する」や「予約する」という直接的な表現は避ける
- 17. サービスが始まるきっかけ(ストーリー)を語る
- 18. 産地名を見せる
- 19. 競合との比較表を作る
- 20. 無料サービス(おまけ)をつける
- 21. 価格を調整する
- 22. フリーミアム vs 無料トライアム
- 23. ページタイトルにネガティブなキーワードを入れる
- 24. 高価な商品を販売する場合は、内容びっしりのページが必要
- 25. 保証をつける
- 26. 情報を制限して、誘導する
- テクニック:デザイン編
- テクニック:CTAボタン
- まとめ
コンバージョン率最適化とは?
Webサイトのコンバージョン率を上げる施策を行うことです。
例えば、「カートに入れる」のボタンの色をオレンジや緑にしたり、「期間限定」の文言を入れたりなど。
ECサイトの売り上げを上げるために必ず必要なテクニックです。
海外ではCRO(Conversion Rate Optimization)という呼ばれ方が一般的です。
コンバージョン率(CVR)とは?
アクセスしたトラフィックの内、何人の人が商品を購入したかを示す数値です。
Conversion Rateの略なので、CVRと呼ばれることが一般的です。
ちなみに成約数はConversionなので、CVと呼ばれます。
コンバージョン率(CVR)の計算方法
コンバージョン数 / トラフィック x 100で、コンバージョン率が算出できます。
例えば100人の人が訪問して3人の人が購入した場合、コンバージョン率は3%ということになります。
社内のどの部署が担当するの?
基本的にはUXチームとコンテンツチームが担当します。
専属の担当がいる会社もいます。
コンバージョン率の目安
ざっくりした目安になりますが、指名系キーワード(商品名など)からのトラフィックのコンバージョン率の目安は10%です。
一般系(商品名が入らない)キーワードの目安のコンバージョン率は1%です。
理由としては、商品名で検索する人は購入の意思が高く、一般系キーワードで検索する人はまだ情報収集の段階にいる人が多いからです。
テクニック:一般知識編
1.CTAボタンの文言にベネフィットを入れる
「詳しくはこちら」の変わりに具体的な文言を入れます。例:
- 公式サイト特典を受ける
- 無料登録はこちら
- キャンペーン金額で予約する
2. ブランドに信頼性があることを証明する
数多くの方があなたのブランドを支持しているという事実を伝える戦法。
FacebookのLike数や今まで獲得した顧客の数、ユーザー数、ダウンロード数など。
3. ページタイトルに具体的な数字を入れる
「〜10選」とか「〜の5つの理由」のような例です。
有名な話ではありますが、これによってクリック率(CTR)も上がるし、コンバージョン率も上がります。
4. 安心感を与えるコピーをCTAボタンの近くにに置く
送料無料、返金保証、プライバシー保護など。Booking.comを参考にすると良いです。
5. 急かすような文言を入れる
エクスペディアやBooking.comなどでよく見られる手法です。
「残り2部屋」や「現在6人の人が閲覧しています」などという文言を見せて、ユーザーが「早く予約しないと!」という思考に追い込みます。
6. 人気No1商品(ベストセラー)のコピーを置く
「ベストセラー」というコピーを置くことによってCVRが爆発的に上がります。
7. 感情を込める
これは精神論ではなく、各マーケターが口を揃えて言っています。
とにかく文章やコピーに気持ちを込めること。
不思議なことに、文章の熱量というのは読み手に伝わります。
8. CVRの高い商品をファーストビューに含める
商品に限らず、ランディングページやカテゴリーページでもOKです。
9. 新規ユーザーを即エンゲージメントさせる
「買う」か「買わない」の選択肢を与えるのみに終わってしまうと、新規ユーザーは検討する時間を要するためエンゲージメントに至りません。
「無料サンプルをもらう」や「無料コンサルタントを受ける」などの選択肢を与えることでエンゲージメント率は上がります。
10. 情報量を増やす
メルマガからコンバージョンを目指すのであればそこまで多くの情報は必要ないかもしれませんが、複雑または高価な商品を販売する場合はそれなりの情報量が必要になります。
情報商材などでとてつもなく長いLPを見ることがありますが、これは同じ原理でそれだけの情報量が無いと売れないからです。
11. ネガティブなソーシャルプローフを隠す
FacebookのLike数やTwitternのフォロワー数が少なければ、コンバージョン率を下げる結果を招くので隠した方が良いです。
12. LP(ランディングページ)を出来るだけ多く用意する
Hubspotのリサーチによると、LPを10枚以上用意している会社はLPが5枚以下の会社よりもリードの獲得(見込み客の獲得)が55%も多いそうです。
ただしすべてのLPに同じコンテンツ、同じオファーを用意するのではなく、各LPをユニークにして違うセグメントをターゲティングし、異なるコンテンツやオファーを提示する必要があります。
13. Aboutページでチームのプロフィールを見せる
一般的にAboutページはサイト内でアクセスの多いページの一つなので、内容を充実させることをお勧めします。
チームメンバーの個性が見えるような、人間味のあるページが望ましいです。
14. 箇条書きを有効に使う
読みにくい文章の塊を好む人はあまり多くないと思います。
代わりに、箇条書きを用いて簡潔に分かりやすく伝えましょう。
15. 専門用語を使わない
専門的で長々と口説い文章を書くよりも、出来るだけ簡単に誰でも分かりやすい文章を書きましょう。
16. CTAボタンでは「購入する」や「予約する」という直接的な表現は避ける
これらのフレーズは消費者を心構えさせてしましますので、「空室状況を確認する」のような間接的な表現に変更します。
17. サービスが始まるきっかけ(ストーリー)を語る
サービスのメリットをただ押し並べるよりも、サービスが始まるきっかけを語った方が他の競合との差別化を図ることができます。
18. 産地名を見せる
競合との違いを見せるという点では、サービスが発祥した地域や、商品の産地名をユーザーに見せることも効果的です。
19. 競合との比較表を作る
見た人がなぜあなたを選ぶ必要があるかが一目で分かるような内容が良いです。
20. 無料サービス(おまけ)をつける
カップケーキ1つとクッキー2つをセットで売るよりも、カップケーキ1つを販売して無料でクッキー2つをつけた方が販売数が上がります。
21. 価格を調整する
価格を下げたり上げたりすることによってコンバージョン率が劇的に変わることはよくある話です。
しかし、上げると販売数が減るし、下げると利益率が減ります。一番良いのは、何通りか試して利益が最大化する地点を見つけることでしょう。
22. フリーミアム vs 無料トライアム
フリーミアムとは、期間無制限でサービスの一部を無料で提供すること。
無料トライアルは、期間限定でサービスが受けられること。
業界や製品によってどちらが適しているかは異なりますが、自分のサービスに合った特典をつけることでコンバージョン率が劇的に上がります。
23. ページタイトルにネガティブなキーワードを入れる
Outbrain社の報告によると、ネガティブなキーワードが入ったタイトルは、ポジティブなキーワードが入ったタイトルよりも63%クリック率が上昇する結果が出ているようです。
例えば「ダイエットに良い食べ物TOP10」というタイトルより、「ダイエットに悪い食べ物TOP10」の方がCTRが高くなります。
24. 高価な商品を販売する場合は、内容びっしりのページが必要
500文字のページで40万円のオンラインコースを販売するのは無理がありますよね?
複雑なソフトや高価な製品は、縦長の内容びっしりのページを用意する必要があります。
25. 保証をつける
リスク軽減のコピーは古典的な手法ですが、効果は抜群です。
信頼感とリスク軽減によって購入のハードルが一気に下がります。
26. 情報を制限して、誘導する
「この驚きの食材は、あなたのメタボリズムを抑制させる効果があります」このように一部の情報を隠されたコピーを見ると気になりますよね?
この手法はインフォメーション・ギャップと呼ばれており、特にEメールキャンペーンで効果を発揮します。
テクニック:デザイン編
1. サイト内検索
Amazonをイメージすると分かりますが、サイト内検索はコンバージョンに大きな影響を与えます。
よく検索されている商品はアクセス性の良い場所に置きましょう(ホームページなど)。
2. サイト内検索に画像付き検索補助機能(リッチサジェスト)を使う
最近アメリカのECサイトで導入されている機能です。Amazonも使っています。
LEDHut社のレポートによると、この検索機能を取り入れてから売上が2倍に向上したらしいです。
3. 写真のズームイン機能を使う
調査によると、とあるシューズのオンラインストアで写真のズームイン機能を取り入れたところ、売り上げが51%も上昇したそうです。
4. 馴染みのあるデザインを採用する
デザイナーであれば、新しくてクリエイティブなデザインを試してみたくなることも多いかもしれません。
しかしユーザーは馴染みのあるデザインを求めており、各コンポーネンツがお決まりの場所にないとUXに苦しんでしまいます。
例えば、サイト上部にナビゲーション、右上にショッピングカート、ページ左の「戻る」ボタンなど。
5. Funnel(購入経路)にビデオを入れる
いろいろなタイプのビデオを試すと良いです。
デモのビデオ、説明のビデオ、ケーススタディ、口コミなど。
6. ショッピングカート内のアイテム数を表示する
ECショップで買い物していると、カートの中に何が入っているか忘れることがありますよね?
カート内のアイテムを数字のアイコンで表記することで簡単に解決します。
7. CTAボタンはテキストや画像は使わず、ボタンを使用する
CTAボタンは、ボタンデザインが一番効果があります。
なぜか。
それはユーザーが使い慣れているからです。テキストリンクや画像でも駄目な訳ではありませんが、ユーザーが認識できない場合が生じます。
つまり、クリック数が減ります。
8. サイトスピードを速くする
アマゾンのレポートによると、1秒のロード時間の遅れは年間10億ドルのセールスダウンにつながるそうです。
逆をとると、サイトスピードの改善によって売上が向上します。
9. 著名人、有名企業からのソーシャルプルーフを載せる
業界の有名人からの証言や、有名企業からの仕事を請けたこと、賞をとったことなどは、何よりも強力なソーシャルプルーフです。
10. ソーシャルのシェアボタンをサイドバーに置く
AMD社の報告によると、ソーシャルシェアボタンを記事の横に置くことによって、シェア数が3600%も増加したそうです。
11. 電話番号を載せる
電話番号の載せことによって信頼性を示すことができます。
変なアフィリエイトサイトなどと差別化が出来ます。
12. 重要な情報をページの左上に載せる
すでに知っている人は多いと思いますが、ページにヒートマップをかけると左上の箇所が良く見られているということが分かります。
つまり、必ず伝えたい内容はページの左上に置いた方がよいです。
13. 邪魔なものを排除する
余計なものを削除することでコンバージョン率は上がります。例えば。。
- サイドバー(特にブログ)
- CTA以外のクリックできる要素を出来るだけ無くす(例えばナビゲーションなど)
- ヒートマップツールを用いて、LPでCTAボタン以外に注意を引き付けている要素を探す
14. サインアップフォームの項目を減らす
たくさんの項目を見せることによって、ユーザーのモチベーションを下げてしまいます。
テクニック:CTAボタン
1. 期間限定のオファーにカウントダウンタイマーをつける
状況によっては、もっともパワフルなツールであると言われています。
CoversionXL社の調査では、LPにカウントダウンタイマーをつけたことによってコンバージョン率が147%も上昇したそうです。
まとめ
ご精読ありがとうございました!
質問などがあれば、コメント欄、もしくはSNSでお気軽にお聞きください。