ふきげん猫ちび
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このような声にお応えするために、本日はマイクロソフトがリリースした「Power Automate Desktop」についてレビューしていきます。
- Power Automate Desktopってなに?
- Power Automate Desktopで出来ること
- 他のツール(Google App Script、Phython、Zapier)との比較
- 使い方の例
僕は2020年からタスクの自動化をテーマとして取り組んでいて、Google App ScriptやGoogle Spreadsheet、Zapierなどを駆使してさまざまなタスクを自動化してきました。
そんな中で出会ったこの「Power Automate Desktop」がかなり使えるのではないかな、という手ごたえを感じました。
ヘイショー
目次
Power Automate Desktopとは?
Power Automate Desktopはマイクロソフトが無料で提供しているソフトで、パソコンの操作を自動化することが出来ます。
このような機能を持つソフトはRPA(Robotic Process Automation)と呼ばれていて、業務効率化をしたい企業から最近注目を集めているテクノロジーです。
Power Automate Desktopで出来ること
Webマーケティングなどの仕事で活用できそうな場面は以下の通りです。
- Webサイトのメタタイトルやメタディスクリプションを自動で抽出する
- Webサイトのスクリーンショットを撮って特定の場所に保存する
今のところこれくらいですが、他にもいろいろあると思います。
マウス操作を記録してボタン一つで実行出来たりもするので、データ入力をしている人にとってはもっとあるかもしれません。
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ネットで公開されている講座
メタタイトルとディスクリプションを取得する
エクセルにURL一覧を並べておけば、Power Automate Desktopが自動でメタタイトルとメタディスクリプションを記録してくれます。
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Webサイトのスクリーンショットを保存する
参考 Power Automate Desktop で Webページのキャプチャーを連続して取得 | Note.com
特定のWebサイトを閲覧した時に、ポップアップメッセージを出す
「ゴルフ予約サイトを見ていたらオカンが怒りに来る」というおもしろそうなボットを作っていた人を発見しました。
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メリットとデメリット
僕が感じたメリットは以下の通り。
- マウス操作の記録などといったPhythonでしか出来無さそうなことを簡単に実装できる
- スクレイピングでは、Google App Scriptなどだとクロール出来ないようなサイトでもクロール出来る
→ APIなどを利用するGASと違い、Power Automateだと人の作業に近い動きを実装するためです - 学習コストが低く、気軽に自動化の楽しみを味わえる
デメリットはこちら。
- まだまだ使える用途が少ない(僕が見つけきれてないだけかも)
- Windows PCでしか利用できない
- ローカル環境でしか動作できないので、スケジュールして定期的にアクションを実行することは出来ない
他のツールとの比較
僕はタスクの自動化を本格的に始めようとした時に、以下の手法の中でどれを活用するか迷いました。
- Google App Script(GAS)
- TypeScript
- Python
- IFTTT、Zapier
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無料でハードルの低いGASを使い始めたのですが、スクレイピングのところで上手くいかない場面に遭遇しました。
これはWebサイトによっては機械によるクロールを制限しているためです。
これを打開するためには実際に人の作業を再現するような手法を用いなければならないのですが、Power Automate Desktopがこの要望を満たしてくれたという訳です。
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Power Automate Desktopでエクセルを起動&保存する方法
ここからは、実際の使い方について解説します。
まずはスクレイピング作業で必要な「エクセルを起動&保存する方法」についてです。
Power Automate Desktopのスクレイピング作業は基本的にExcelに書き込んでいく形になるので、この動作が必ず必要になります。
この後にいろいろなスクレイピング作業をレクチャーしたいと思います。
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STEP1.「新しいフロー」を作る
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STEP 2. データを記入するためのエクセルを用意
次に、記入するエクセルを用意します。
適当な名前をつけてPCのローカル環境に保存します。
今回は「ScrapingTest」というシート名で保存しました。
STEP 3. エクセルを起動→保存のアクションを追加
左のカラムから「Excelの起動」を探して、真ん中のワークスペースにドラッグ&ドロップします。
すると上記のようなポップアップが出現するので、①「次のドキュメントを開く」を選択し、②先ほど作成したデータ記入用ファイルを選択します。
保存をクリック。
すると上記のように、アクションが追加されます。
STEP 4. エクセル保存のアクションを追加
左のカラムから「Excelの保存」をドラッグ&ドロップします。
保存をクリック。
「Excelの保存」のアクションが使いされました。
STEP 5. 作業完了のメッセージを表示させる
左のカラムから「メッセージを表示」を選択して、真ん中のワークスペースにドラッグ&ドロップします。
上記二つの「フィールドに作業が完了した時に受け取るメッセージ」を入力します。
これで3つ目のアクションが入りました。
STEP 6. フローを保存&動作確認する
1のアイコンをクリックするとフローを保存できます。
2のアイコンをクリックすると動作確認することが出来ます。
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メタタイトル&ディスクリプションをスクレイピングする方法
ここからはWebサイトのメタタイトルとメタディスクリプションをスクレイピングする方法を公開します。
仕様はこんな感じです。
- Power Automate Desktopを利用
- メタタイトル、メタディスクリプションを取得
- 取得したデータをExcelに書き込む
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スクショを用いて丁寧に解説するので、同じ動作をすれば作れます。
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STEP 1. Excelの起動→保存を行う
上記の内容を参照ください。
STEP 2. エクセルからURLを取得する
左のカラムから「Excelワークシートから最初の空の列や行を取得」をドラッグ&ドロップ。
何も設定せずに保存をクリック。
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参考記事 Power Automate Desktop 「Excel ワークシートから最初の空の列や行を取得」アクション | 誰でもできる業務改善講座
参考記事 【超初心者向け】Power Automate DesktopでExcelワークシートからデータのある範囲を取得する方法 | いつも隣にITのお仕事
左のカラムから「Excelワークシートから読み取り」をドラッグ&ドロップ。
上記の通り設定ください。
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STEP 3. ブラウザ起動→メタタイトル取得
STEP 4. 取得したデータをエクセルに書き込む
STEP 5.メタディスクリプション取得
STEP 6.メタディスクリプションをエクセルに書き込む
STEP 7.ブラウザを閉じる
STEP 8.参照するURLの行を移動させる
STEP 9.エラー発生時の対策をする
STEP 10.保存&動作テストを行う
これで問題なく動作すれば、終了です。
まとめ
長くなりましたが、本日は以上になります。
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