「ユーザーの声を聞き続ける」
これは現代のビジネスにおいて、成功の秘訣として挙げられることが多いです。
そこで必要になるものがユーザーテストです。
ふきげん猫ちび
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今回の記事では、このような質問に対して説明していきます。
この記事の内容;
- ユーザーテスト(ユーサビリティテスト)とは?
- なぜユーザーテストが必要か?
- どのくらい効果があるのか?
- 改善後にもチェック→ユーザーバリデーションについて
- ユーザーテストのサンプルと成功例
ちなみに僕は今の職場でユーザーテストを頻繁に行っていて、UX改善のプロセスに大きく役立てています。
外資系の大手企業で働いている方であれば必要不可欠な知識です。
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目次
ユーザーテスト(ユーサビリティテスト)とは?
ここではWebサイト運営の観点で考えますが、ユーザーにサイトを訪問しもらって感想を聞くことです。
ユーザビリティテストとも言うときもあります。
なぜユーザーテストが必要か?
サイト運営者が、ユーザーの気持ちになるということは難しい
サービスを作る人と、使う人(ユーザー)の間には大きなギャップがあります。
ユーザーの求めるニーズを知るためには、実際に聞くのが一番確実で手っ取り早いです。
分かっているように気になっている人は多いですが、思い付きで自分のアイデアが絶対に正しいと思っている人は大体失敗します。
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チームで作業する時に揉めない
チームで作業していく中で「ベストなUXは何か」の議論をする時に、それぞれが持論を展開して話がまとまらなかった経験はありませんか?
個人事業であれば自分の意見を通せばよいと思いますが、会社では違います。
「ユーザーテストの結果では~~」という話をすれば誰も反論しないでしょうし、上司への提案も通りやすいです。
どのくらい効果があるのか?
Nielsen Norman Groupが72のケーススタディから出したデータによると、平均して180%のコンバージョンレートが上昇したとのことです。
信じられないほどの結果を出しているようですが、よく考えたら当然のことですね。
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何人にテストすることが必要か?
Nielsen Norman Groupの研究によると、5人にユーザーテストを実施することで、85%の問題を抽出できるそうです。
Neil Patelはたしか最低20~30人にテストが必要だと言っていました。
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何人かインタビューしていく内に、「みんな同じこといってるな~」という感じになります。
なので自分で行う場合は問題が抽出できた時点でストップするのもありです。
ターゲットユーザーにテストすることが必要
例えばあなたがB to Bのビジネスサイトを運営している時に、一般の方へサイトの印象を聞いてもあまり意味がありません。
なぜならこのサイトの目標は「誰にでも分かりやすいサイト」を目指すことではなく、「彼らの潜在顧客にとって分かりやすい」サイトにすることだからです。
一番良いのはペルソナを作り、ユーザーテストではペルソナに近い人を選定することが理想的です。
関連記事 ペルソナの作り方。例とテンプレート付き
改善後にもチェックが必要→ユーザーバリデーション
個人レベルではここまでする必要はないかもしれませんが、あなたが大きな会社に努めている場合は、ユーザーバリデーションも行った方がよいです。
ユーザーバリデーションとは?
ユーザーテストの結果を反映して改善を行った後、その改善が正しいものかどうかを確認するために行うユーザーテストのこと。
ユーザーテストの手順
例②:あなたが当社の~という製品を買おうと思った時に、オンラインで一番慣れた方法で商品を購入してください、など。
– タスクを実行中は、司会は話しかけない
– 感じたことを声に出してもらう(ぶつぶつと独り言を言う感じ)
– スクリーンを録画する(YouTubeとOBSのコンビが便利です。後述。)
ユーザーテストのサンプル
とりあえず事例を三つ紹介します。
一番目の動画では司会がユーザーが積極的に絡んでいますが、個人的にはあまり良くないと思います。
ユーザーテストは会社の財産として保管して様々は部署に回るので、なるべく短い時間でペインポイントが抽出できる形にした方がよいです。
つまりユーザーがタスク実行中は司会は一切話しかけません。
ユーザーの独り言からペインポイントを抽出します。
感想などは後からまとめて確認します。
ユーザーテストの成功例
いくつかの参考記事を載せておきます。
おもしろ動画を発見
話はそれますが、リサーチしている内に「フルーツに対するユーザーテストを実施した」というシュールなおもしろ動画を発見したので載せておきます。
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考察
最近のオンラインビジネス、Webコンテンツの競争の激化、検索エンジンの精度の向上により、ユーザーが求める価値を提供する必要性がより一層強まっています。
理由としては、ユーザーファーストなWebサイト設計において、ユーザーテストはもっとも有益な情報を得ることができるからです。
さらにユーザーにフィードバックを求めて改善を繰り返すという工程はデジタルエコシステムの形成にも役立てることができます。
自分のアイデアが正しいと過信せず、ユーザーの声が一番正しいと考える。
思い付きで提案しないためにも、UXデザインの工程では必ずユーザーテストの結果を反映させることが重要です。
ご精読ありがとうございました。