ふきげん猫ちび
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このような疑問に答えるために、以下の内容について解説していきます。
- Webマーケティングの職種一覧
- キャリアパスの例
- デジタルマーケティング・スペシャリスト、またはマネージャになるための条件
- お勧めの資格
僕は過去に5社くらいでWebに関わる仕事をしてきて、現在は某ブランドのデジタルマーケティング・マネージャーの仕事に従事しています。
過去10年でWebに関わるいろいろな職種を経験してきたのですが、Webマーケティングの職種に対するリアルな知識がネット上にあまりないように感じたので、この記事でお伝えしたいと思います。
ヘイショー
目次
Webマーケティングの職種一覧
PayScaleという職種から給料の平均を調べるというサイトがあるのですが、ここから調べてみました。
- デジタルマーケティング・マネージャー/スペシャリスト/アシスタント
- SEOマネージャー/スペシャリスト
- Eコマース・マネージャー
- コンテンツマーケティング・マネージャー
- ソーシャルマーケティング・マネージャー
- UXスペシャリスト、CROスペシャリスト
- データ・アナリスト
- デジタルメディア・スペシャリスト
- SEMスペシャリスト
- コンテンツ・マネージャー/ライター
これらは実際によくみる求人のジョブタイトルです。
ヘイショー
それぞれの職種について簡単に解説します。
デジタルマーケティング・マネージャー/スペシャリスト/アシスタント
デジタルマーケティングにはいろいろなスキルやテクニックがあるのですが、全部まとめて面倒を見る仕事です。
とは言ってもすべてを一人でカバーするのは難しいので、手が足りない部分は外注したりもします。
SEOマネージャー/スペシャリスト
検索エンジン最適化を担当する仕事。
簡単に言うと、Google検索からのトラフィックを増やす人です。
Eコマース・マネージャー
WebサイトのEC機能の面倒を見る仕事です。
ECサイトの売上を見たり、商品カテゴリページ、商品詳細ページ、それ以降のチェックアウト・フローを改善したり、売上を向上するためのキャンペーンを企画します。
コンテンツマーケティング・マネージャー
ブログやSNSなどを活用してリードを獲得する役割です。
ソーシャルマーケティング・マネージャー
SNSを投稿する仕事。
写真や動画を撮ることも兼ねることもあります。
エージェンシー側で働く場合はメディアプランナーと呼ばれたりもします。
UXスペシャリスト、CROスペシャリスト
WebサイトのUXを改善する人。
テクニカルなリサーチを得意にするタイプと、デザインも担当するUX/UIデザイナーなどもあります。
CROスペシャリストは最近注目の職種で、データ解析やABテストを行ってWebサイトのコンバージョンレートを上げていく仕事です。
大手企業にしか存在しない職種です。
データ・アナリスト
データ解析を行ってビジネスのアドバイスを行う仕事です。
Google AnalyticsやGoogle Data Portalだけではなく、Tableau(タブロー)やMicrosoft Power BIなどのマニアックなツールを使いこなす人も多いです。
デジタルメディア・マネージャー/スペシャリスト
Google/Yahooディスプレイ広告、SNS広告を担当する仕事です。
広告用の動画、バナー、LPを作成したりもします。
SEMスペシャリスト
SEMはサーチ・エンジン・マーケティングの略で、Google/Yahooの検索広告を担当する仕事です。
SEOと兼任する場合も多いです。
コンテンツ・マネージャー/ライター
コンテンツを更新する仕事です。
文章を書いたり、品質をチェックしたりもします。
忙しい仕事である印象です。
キャリアパスの例
大企業の場合はSEOマネージャーやSNSマーケティング・マネージャーのような専門職のポストが存在するのですが、小規模の企業の場合は「デジタルマーケティング・マネージャー」として全部のチャンネルの面倒を見るようになります。
この後は「デジタルチームの統括」とか「マーケティングチームの統括」みたいな、100%管理職の領域に入っていきます。
デジタルマーケティング・スペシャリストとアシスタントの違い
この境界線は曖昧なのですが、僕の過去の経験からデジタルマーケティング・スペシャリストは広告代理店側で働いている人につくタイトルで、デジタルマーケティング・アシスタントはインハウスのマーケターに付くことが多かったです。
- デジタルマーケティング・スペシャリスト … 単独でプロとしてのアドバイスが出来る、プロとしての仕事が出来る。自分自身が不得意な領域があってもベンダーと協力して運用できる
- デジタルマーケティング・アシスタント … 基本的にマネージャーから指示を受けて仕事をする
自分でどんどん提案して実行していきたい場合は、アシスタントになることはお勧めしないです。
ヘイショー
デジタルマーケティング・スペシャリストに必要なスキル
僕が求人の条件を出すとすれば、以下の内容でお願いしたいです。
- モチベーション
- 新しいテクノロジーが好き、おもしろそうなテクニックやプロダクトを見るとワクワクする
- 定期的に情報収集をしている
- ITの基礎的な知識
- Microsoft OfficeやTeamsが正しく使える
- タスク管理や、その他デジタルツールが問題無く使える
- 簡単なコーディング(HTML/CSS)、画像編集(クロップ、リサイズ、圧縮など)が出来る
- 分からないことがあれば自分でググれる
- マーケティングの基礎的な知識
- ペルソナ、カスタマージャーニー、競合分析、モノが売れる仕組みなどの理解
- 専門的な知識
- SEO
- UX
- コンテンツ
- 広告運用
- ソーシャルメディア・マーケティング
- Eメール・マーケティング
- データ解析
- Eコマースの運用テクニック
- レポーティング作成
- コミュニケーション
- プロジェクトのゴール、各自の役割を理解し、問題無くリクエストに応えることが出来る
- 専門的な内容を初心者に分かりやすく説明できる
- 説得するためにプレゼンが出来る
- 分かりやすく簡潔な文章で依頼が出せる
- データドリブン、カスタマーファーストな思考で、客観的な意見が言える
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後これに加えて経験年数が要求されることもあります。
デジタルマーケティング・マネージャーに必要なスキル
マネージャーは上記のスキルセットに加えて、以下の役割が求められます。
- リソースの管理(チームの仕事量や各自のキャパシティを把握し、アサインする)
- 予算管理
- 売上全体に対する責任が重い
- プロフェッショナルとしての態度が求められる
- 人材育成
- 他部門との折衝能力
ヘイショー
ちなみにマネージャーになりたい人は最初のマネージャー経験を入手することが困難なので、小さい会社にマネージャーとして転職する方が手っ取り早いかもしれません。
ヘイショー
デジタルマーケティングの能力が証明できる資格
以下の資格をお勧めしています。
- デジタル マーケティングの基礎 | Googleデジタルワークショップ
- Google広告オンラインコース | Skillshop
- Google アナリティクス初級者向けコース | Googleアナリティクスアカデミー
- Moz Academy公式サイト
「Webマーケターに資格は必要ない」と主張する方多いですが、僕は個人的には評価しています。
企業で働くWebマーケターであれば同僚や初心者のクライアントに専門知識を分かりやすく説明する機会があると思いますが、このような正式なトレーニングを受けていれば他の人への説明も楽になるはずです。
まとめ
将来Webマーケターとしてキャリアを切り開いていきたい方のために書きました。
間違ってもこんな人にはならないで下さいね。
ヘイショー
以上、ご精読ありがとうございました!