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Webマーケティングの手法一覧【18種類】

Webマーケティングの手法一覧【15種類】

ふきげん猫ちび

Webマーケティングの種類がざっくり知りたい。
Webサイトに集客するための手法ってどんなものがある?

ふきげん猫ちび

ふきげん猫ちび

最近流行りの広告や、マーケティング手法ってどんなものがある?

このような声にお応えするために、Webマーケティングの種類について説明していきます。

Webマーケティングの手法は、海外では「Paid Owned and Earned(広告メディア、自社メディア、獲得メディア)」にジャンル分けされることが一般的です。

日本では「集客、接客、追客」の3つのカテゴリーに分けられることが多いですが、ここでは海外流のジャンル分けで解説していきます。

ヘイショー

とんでもなく長い記事なので、以下の目次から興味のある施策へジャンプください。

広告メディアで集客

日本で一般的な広告メディアは以下の通りです。

  • PPC広告 … Pay Per Click、つまり1クリック毎に費用を支払う広告
    • リスティング広告
    • ディスプレイ広告
    • リターゲティング広告
    • SNS広告(Facebook、Instagramなど)
    • LINE広告
  • 記事広告
  • 純広告
  • アフィリエイト・マーケティング

一番重要なのはリスティング広告で、売り上げに大きく影響します。

ヘイショー

予算が少なければ、リスティング広告にフォーカスしてください。その他は余った予算で配信するくらいの気持ちでOKです。

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahooなどの検索エンジンの検索結果に掲載する広告です。

企業のWebマーケティングでは一番始めに行うべきと言われています。

ヘイショー

予算がコントロールできるし成果もトラッキング出来るので、会社側からすると承認しやすいプロジェクトですね。

広告代理店に依頼すると、初期費用と手数料を払うと代行してくれます。

ヘイショー

相場は初期費用1~5万円、手数料は広告費用の20%くらいですね。

参考 リスティング広告とは?仕組みと基本の運用方法を解説 | HubSpot

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ上の広告枠に表示される広告のことです。

よくブログやメディアサイトを見ているとバナー広告が表示されることが多いですが、あれは大体ディスプレイ広告です。

ヘイショー

個人ブログを運営している方でGoogleアドセンスを利用している方は多いと思いますが、あそこに表示される広告もディスプレイ広告です。

ユーザーへのブランド認知を促すには効果抜群の手法ですが、「広告クリック→商品購入」という流れに持っていくにはなかなか難しいので、直接成約はあまり出ない広告と認識されていました。

ただし最近は高性能なトラッキングにより、「広告クリック→いったん離脱して時間が経つ→商品購入」というデータが取れるようになったため、ディスプレイ広告が売り上げに貢献しているという証明が容易になりました。

ヘイショー

リスティング広告で余った予算をディスプレイ広告に投入することが多いです。

参考 ディスプレイ広告と Google ディスプレイ ネットワークについて | Google広告ヘルプ

リターゲティング広告

Webサイトを一度でも訪問したことがあるユーザーを追従してしつこく広告を見せていくという、とんでもなく効率がよい広告です。

リタゲ、リマケなどと略されて呼ばれることが多いです。

ヘイショー

これもリスティング広告で余った予算で投入することが多いです。

参考 今さら聞けない・・・リターゲティング広告の基本的な仕組みを理解しよう | Ferret

SNS広告(Facebook、Instagramなど)

SNSはいろいろな媒体がありますが、Facebookだけ押さえておけば大丈夫です。

ヘイショー

インスタグラム広告は、例えば旅行系でセール価格を強調して広告を出すとある程度の費用対効果は出せることはありますが、成果を出せるジャンルや商品はけっこう少ないと思います。

参考 Facebook広告 | facebook.com
参考 Instagram広告 | instagram.com

LINE広告

個人的に最近注目している広告で、日本ではSNS広告よりも有効になる可能性があります。

LINEはおそらく日本人が一番使うプラットフォームなので、まだ登場して間もないですが可能性は無限大ですね。

ヘイショー

僕自身もけっこうクリックしてしまいますね笑

参考 【公式】LINE広告|LINE for Business

記事広告

記事広告とは、広告主がお金を払ってメディアに記事を書いてもらい、そのメディアのユーザーに対して商品をプロモーションする手法です。

メディアサイト、ブログが流行っていた時期はこの手法が頻繁に活用されていたのですが、最近は少なくなってきたかもしれません。

ちなみに費用は掲載するメディアによってピンキリですが、有名メディアだと1記事100万以上はかかります。

ヘイショー

逆に弱小ブログだと1記事1万円くらいでオファーすると書いてもらえます。

参考 【記事広告とは】メリット・事例・活用シーンをドドンとまとめました! | LIG

アフィリエイト・マーケティング

アフィリエイト広告とは、アフィリエイターと呼ばれる人々とパートナーシップを結んで自社商品をプロモーションしてらう広告です。

かなり奥が深いのですが、成功すると自社サービスのグロースを一気に加速できます。

ただしアフィリエイターが正しいプロモーションを行っているか管理する必要があり、また仲介役となるプロバイダーの手数料も意外に高いので、活用する場合はある程度のリソースを割くことになります。

関連記事 広告主向けアフィリエイトマーケティング完全ガイド

純広告

純広告とは、月額の費用を払ってメディアにバナーを載せてもらう広告です。略してジュンコーとも呼ばれます。

ヘイショー

古典的な手法ですが、メディアと広告主が直取引できるという利点があります。

参考 純広告とは?今さら聞けない主な種類・契約形態まとめ | Ferret

自社メディアを改善

自社のWebサイトの使い勝手を良くして成約率を上げたり、SEO対策をしてトラフィックを増やします。

ヘイショー

自社サイトの使い勝手が悪いと、いくら広告で集客しても成約につながりにくなるので、長期的にビジネスを成功させるためには絶対に手を抜けない分野です。

一通りの施策は以下の通り。

  • SEO対策
  • コンテンツマーケティング
  • UX(ユーザー体験の最適化)
    • LPO(ランディングページ最適化)
    • CRO(コンバージョンレート最適化)
    • EFO(エントリーフォーム最適化)
    • スピード対策
  • ECサイト戦略

SEO対策

SEO対策とは、GoogleやYahoo検索で自社サイトを上位表示させてトラフィックを増やす手法のことを指します。

基本的には以下の3つの対策があります。

  • テクニカルSEO … GoogleにWebサイトの見つけてもらい、コンテンツを理解してもらえるようにコーディングを最適化する
  • コンテンツSEO … サイト訪問者の満足度を上げるようにコンテンツを最適化する
  • 外部対策 … Webサイトの外部評価を上げるための対策

詳しくは以下の記事で説明しています。

関連記事 初心者向けSEO対策完全ガイド

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングを簡単に説明すると、以下の通りです。

  • ブログ記事などで有益な情報を発信し、ユーザーにブランドを認知してもらう
  • そこから自社サービスへの購入へ誘導する

SEOとセットで行われることが多いです。

参考 コンテンツマーケティングとは?潜在顧客に「見つけてもらう」仕組みをつくる | Innova

ランディングページ最適化(LPO)

ランディングページというのは、ユーザーが自社サイトを訪問する最初のページのことです。

リスティング広告などでリーチするユーザーを絞り、その属性に最適化したランディングページを作ることをLPO(ランディングページ最適化)と呼びます。

関連記事 LPO(ランディングページ最適化)とは?

コンバージョンレート最適化(CRO)

心理学や統計学的なトリックを使ってユーザーが購入しやすいような仕掛けを作る戦略のことです。

例えば、「カートへ入れる」のボタンを分かりやすい位置に置く、目立つ色に変える、大きくする、などです。

このような細かいテクニックがおそらく1000個以上あるのですが、自分のターゲットユーザーに受けそうなものを適用していくと購入者数が増えていきます。

関連記事 コンバージョン率最適化(CRO)の方法まとめ。CVRを上げる効果的な施策

UXリサーチ

簡単に言うと、ユーザーインタビュー、競合分析、データ解析、A/Bテストなどを行うことにより、客観的にベストなソリューションを見つけるためのリサーチです。

大規模サイトなどではトライアンドエラーを繰り返してスピーディーに改善していくよりも、UXリサーチをしっかり行ってゆっくりでも良いので長期的にグロースさせていこうという、という運営指針のチームは多いです。

ヘイショー

大手企業は人件費も高いしプロセスも複雑だったりするので、この手法の方が費用対効果が高かったりするのかもしれません。

ちなみにAmazonやアップルなど、大手のグローバル企業はみなこの工程にかなりのリソースを注いでいます。

ヘイショー

Webサイトの完成度がある程度高くなると、感性でサイトを改善していくよりもしっかりとしたリサーチに基づいて改善していった方がクオリティは上がりますから。

関連記事 UXリサーチとは?プロセス、効果、実例を紹介

EFO(エントリーフォーム最適化)

お問い合わせフォーム、メルマガ登録フォーム、会員登録フォームなどのUXを最適化することにより成約率を増やすテクニックのことです。

よくある手法が以下の通り。

  • 入力項目を最小限に抑えてシンプルにする
  • 自動入力機能をつける
  • 入力完了までの流れを見せる

ヘイショー

長い入力フォームを見せられて絶望するユーザーは意外に多いです。楽なフォームを実装して、ストレスを軽減させてあげましょう。

参考 EFO(エントリーフォーム最適化)とは|少ない労力でCVR改善 | Plan B

ECサイトの戦略

ECサイトの売り上げを上げるテクニックはいろいろあります。

例えば、以下が今まで自分が行ってきた対策です。

  • 商標のSEO対策
  • 一番売り上げが上がっている商品の商品詳細ページを強化する
  • 「カートへ入れる」から「商品購入(支払い)」までの離脱率を下げる
  • 顧客単価をアップさせる(アップセル/ダウンセル)
  • フロント商材(利益率の低い商品)で集客してバックエンド商材(利益率の高い商品)で売り上げを上げる
  • 楽天、アマゾンなどのプラットフォームを利用して集客する
  • 楽天、アマゾンなどユーザーからの売り上げを公式サイトに移行させていく

ある程度売り上げの立つECサイトを所有している会社はECサイト専任のスタッフを付けていることが多いです。

ちなみにECサイトのノウハウは数えきれないくらいあるので、Webマーケティングのジャンルを飛び越えて独立したカテゴリとして扱っている会社も多いです。

参考 EC事業を成長させる方法:計画段階から収益化までを徹底解説 | shopify公式
関連記事 ECサイトでセールをするメリットとデメリット

獲得メディアでロイヤリティを高める

獲得したフォロワー、会員、すでに商品を購入した顧客にアプローチすることにより、ブランドのロイヤリティを高めるための手法です。

以下が代表的なプラットフォームです。

  • ソーシャルメディア
  • Eメール配信
  • LINE公式アカウント
  • YouTube

SNSマーケティング

Facebook、Twitter、Instagramなどのソーシャルメディアを利用して、ブランドの認知度を上げるマーケティングの手法です。

近年はブランディングの重要性が一段と増したため、需要が増えています。

ヘイショー

月額100万円くらい出せば広告代理店が運用を代行してくれます。画像20枚動画10本みたいなパッケージで契約することが多いです。フリーランスに頼めばこれの半額くらいで受けてくれます。

関連記事 SNSマーケティングとは?伸ばし方のコツ

Eメール・マーケティング(メルマガ)

顧客リストに対してEメールを配信することで自社商品をプロモーションするマーケティングの手法です。

ちなみに名称はまだ固定されていなくて、メルマガ、Eメール配信、Eニュースレターなどとも呼ばれています。

企業向けのサービスやユーザーが即決しにくい商品、例えば高額商品や新しいテクノロジーを用いた商品、理解が難しい複雑な商品などに特に有効です。

ヘイショー

リード獲得と商品購入の2つの成約ポイントがあるので、2ステップ・アプローチとも呼ばれています。

Webマーケティングではもっともパワフルなテクニックの一つと呼ばれており、一度リストさえ集めてしまえば他のプラットフォームに依存されません(人々がEメールが利用する限り)。

参考 メールマーケティングはなぜ今重要なのか?最新のトレンドとともに解説 | Will Cloud Blog

LINE公式アカウント(旧名称:LINE@)

Eメール・マーケティングと同等、もしくはそれ以上の費用対効果が期待できるプラットフォーム、それがLINE公式アカウントです。

一言で言うと企業がLINE上でアカウントをつくり、それをフォローしたユーザーとコミュニケーションをするサービスです。

チャットボットで自動で問い合わせに答えたり、ナビゲーションを実装してWebサイトみたいなUIを実装したりも出来ます。

ヘイショー

大手企業がアカウントを作るととんでもない金額をチャージされますが、スモールビジネスだとほぼ無料で利用できます。

関連記事 LINE公式アカウントとは?機能一覧、メリット&デメリットなど

まとめ

最後におさらいします。

  • 広告メディア
    • PPC広告 … Pay Per Click、つまり1クリック毎に費用を支払う広告
      • リスティング広告
      • ディスプレイ広告
      • リターゲティング広告
      • SNS広告(Facebook、Instagramなど)
      • LINE広告
    • 記事広告
    • 純広告
    • アフィリエイト・マーケティング
  • 自社メディア
    • SEO対策
    • コンテンツマーケティング
    • UX(ユーザー体験の最適化)
      • UXリサーチ
      • LPO(ランディングページ最適化)
      • CRO(コンバージョンレート最適化)
      • EFO(エントリーフォーム最適化)
    • ECサイト戦略
  • 獲得メディア
    • SNSマーケティング
    • Eメールマーケティング
    • LINE公式サイト
    • YouTube

ヘイショー

ちなみに僕もまだまだ勉強中ですので、新しい手法を発見出来たら追記していきたいと思います。

ご精読ありがとうございました。