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文章校正/正確性改善のコツ。SEOと売上への効果

サイト内の文章の正確性を改善する方法

ふきげん猫ちび

Webサイトに表記揺れ、誤字・脱字、変な言い回しが多い
サイトの文章の正確性を向上して、成果を図りたい

ふきげん猫ちび

ふきげん猫ちび

サイトの文章の正確性って、パフォーマンスのどの部分に反映されるの?

このような疑問を持っている方のために、以下の内容について解説していきます。

この記事の内容
  • Webサイトの正確性を図る方法
  • おすすめの文章校正ツール
  • パフォーマンスのどの部分に貢献するの?
  • KPIは何に設定するべきか

ちなみに僕は会社のSEO担当として働いていた時に、社内の人からよくこの質問を受けた経験があります。

企業サイトを運用しているSEO/コンテンツ担当者にとっては有益な情報になると思います。

ヘイショー

それでは、行ってみましょう!

文章の正確性の定義

文章の正確性をスコアリングするにあたり、自分で設定している項目は以下の通りです。

  • 表記ゆれ … 同じ事柄に対して表現内容が異なる(例:商品と製品など)
  • 誤字・脱字が多い
  • 間違った文法が多い
  • 回りくどい表現が多い

Webサイトの正確性を図る方法

以下の3つの方法からスコアリングします。

  1. プロのライターがマニュアルでスコアリング
  2. 文章校正ツールでスコアリング
  3. ユーザーテストを実施してスコアリング

① プロのライターがマニュアルでスコアリング

プロのライターに依頼して、サイト内の文章をレビューしてもらいます。

  • メリット:
    • 質の高い校正者が雇えた時、文章の正確性を上げるという点ではもっとも高いクオリティが期待できる
  • デメリット:
    • スコアの方法が校正者に依存する
    • 時間もお金もかかる

② 文章校正ツールを使用

文章を校正してくれるツールがいくつかあるので、ツールを利用してスコアリングします。

  • メリット:
    • もっともコスパが良い
    • 今後各ツールの文章校正能力は向上すると思われるので、持続性がある
  • デメリット:
    • ツールの信頼性に限界がある
    • インハウスの担当者の場合は、導入にあたって決済が必要

③ ユーザーインタビューを実施してスコアリングする

ユーザーにアンケートをして意見を集める手法です。

  • メリット:
    • UX改善の手法としてはもっとも適切
  • デメリット:
    • 集計に手間がかかる
    • ユーザーインタビューを行っていない会社の場合は、コストがかかる

サイトパフォーマンスのどの部分に貢献するのか?

企業担当としてこのお題をプロジェクトとして立ち上げる場合は、KPIを設定して具体的にどの指標が向上したのかを説明する必要が出てくるかもしれません。

私が調べたところ、サイト内の誤字脱字の改善や表記ゆれの校正によって影響がある指標は以下の通りでした。

  1. SEO … オンページSEOの一つとしてわずかに貢献する
  2. CRO … コンバージョン率向上にわずかに貢献する
  3. UXO … ユーザーのストレス軽減に貢献する
  4. Google Analyticsの各指標 … Time on Page、ページ/セッション、直帰率にわずかに貢献する

① SEOへの貢献度

文章の正確性を上げることにより更新頻度の高さ、ユーザーの滞在時間は上がります。

そしてこの2つの項目はオンページSEOの項目として挙げられているので、SEOに貢献します。

② CROへの貢献度

CROとはコンバージョンレート最適化の略で、要は訪問者が製品を購入する確率を高めるテクニックのことです。

CROのテクニックの一つに「読みやすい文章を書く」があり、例えばページ内の音読して引っかかる箇所が無いかどうか確認するなどを行うとCVRが上がると言われています。

どの程度成果が上がるのは不明ですが、関係性は間違いなくあるのでCROに貢献すると言えるでしょう。

③ UXOへの貢献度

ユーザーインタビューを定期的に行っている会社でスコアをつけている会社は、この数値に影響する可能性があります。

特に「誤字脱字が多い」「文章が読みにくい」などのコメントが一定数入っている場合は、これらのコメントの件数を月毎に数えてその推移をモニタリングすることで目に見える成果が得られます。

④ Google Analyticsの各指標への貢献度

ライティングの品質は一般的にTime on Page、ページ/セッション、直帰率などで測ることが一般的です。

なのでこれらの数値に影響すると思われますが、どの程度の影響力があるかは不明です。

KPI、レポートは何に設定するべきか

企業のデジタルマーケティング、もしくはSEO/コンテンツ担当している方であれば、「〇〇という作業をして〇〇という成果を得ることが出来ました」というレポートが出来れば理想的です。

ヘイショー

以下に4つの案を紹介します。

① シンプルに作業した件数を報告する

作業の報告としては一番無難ですが、売り上げへの成果が見えにくい方法です。

成果主義の方にはあまりお勧め出来ない手法ですが、堅い会社であればこのようなレポートが好まれる場合もあります。

  • メリット:文章の正確性の報告としてはもっともピンポイント
  • デメリット:売り上げやパフォーマンスへの影響が見えにくい
  • KPI:校正した文章の件数
  • 報告の例:12月に10ページのレビューを実施し、20箇所の修正を実施しました

② オンページSEOの一環として報告する

オンページSEOで見るべき項目は20個くらいありますが、その内の一つとしてカウントします。

  • メリット:SEO/コンテンツ担当であれば、自身の役割と作業内容が合致している
  • デメリット:文章の正確性よりも他の項目の方がインパクトが大きい
  • KPI:各ページの検索ランキング、トラフィック
  • 報告の例:12月のSEOの結果は〇〇でした。実施したアクションに〇〇、〇〇、〇〇、10ページの文章校正などがあります。

③ CROの一環として報告する

コンバージョンレート最適化を行う中で、その中の一つとしてカウントします。

  • メリット:売上への影響はもっとも大きい
  • デメリット:文章の正確性よりも他の項目の方がインパクトが大きい
  • KPI:各ページのCV数、CTR、CVR
  • 報告の例:12月のCVの結果は〇〇でした。実施したアクションに〇〇、〇〇、〇〇、10ページの文章改善などがあります。

④ UXOの一環として報告する

ユーザーの満足度を図るので、定期的にアンケートを行ってそのスコアを見ます。

  • メリット:アンケートでは具体的に「文章の正確性」に対してフィードバックをもらうので、ピンポイントに成果が見れる
  • デメリット:スコアリングに手間がかかる
  • KPI:該当するネガティブなコメントを数える(毎月)
  • 報告の例:12月のアンケートの結果は〇〇でした。実施したアクションに〇〇、〇〇、〇〇、10ページの文章改善などがあります。

企業のSEO担当として取り組む価値があるかどうか

状況によりますが、信頼出来るライターを抱えている大手企業などであれば、一定のリソースを割いても良いと思います。

逆にライターを毎回外注しているようなチーム編成であれば、文章校正ツールを通すくらいで良いです。

ヘイショー

ちなみに文賢というツールがおすすめです。

おすすめの文章校正ツール「文賢」

文章校正ツール「文賢」

Webライダーがリリースした、文章校正ツールとして最近有名になりつつあるツールです。

もちろんツールによるチェックなので精度に限界はあると思いますが、表記ゆれや誤字脱字などはくまなくチェック出来ると思います。

ヘイショー

費用も月額1980円とリーズナブルなので、文章の精度を上げたい企業にとっては検討の余地があると思います。

参考 文賢(ブンケン)公式サイト

まとめ

上記の内容を見ていただければ分かると思いますが、文章校正は売り上げへの貢献度は高くありませんが、それでも有名ブランドであれば取り組まなければならない内容になります。

プロジェクトを立ち上げる場合に参考にしていただけると幸いです。

ヘイショー

ご精読ありがとうございました!