ふきげん猫ちび
ふきげん猫ちび
このような声にお応えするために、SEOについて簡単に解説していきます。
- SEO対策とは?
- なぜSEOが必要か?
- SEOの種類(内部対策、外部対策など)
- SEOの改善をトラッキングする方法
- SEOを独学で勉強する方法
- SEOで必要なツール
- SEOのコンサル会社
僕は会社と個人でSEOに関わる仕事を8年くらいしていますので、そのノウハウをお見せします。
SEOとは?
Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、Google検索でWebサイトを上位表示させるテクニックのことを指します。
関連記事 SEO対策とは?専門用語なしで解説
サーチエンジン(検索エンジン)とは?
Webサイトの検索機能のことです。
日本でよく使われるサーチエンジンは以下の通り。
SEOは厳密に言うと検索エンジンを最適化するテクニックですが、一般的に言われるSEOはGoogle検索の最適化を指す場合がほとんどです。
SEOの本質
SEOの本質は、「問題を解決すること」です。
一般的に多くの人は、問題を抱えていてリサーチしたい時にGoogle検索を行います。
つまり、ユーザーがキーワード検索した時に解決策を提示してあげる記事を書くことにより、その記事に価値が生まれます。
解決策を提示した記事が他の記事よりも有益であったり説得力があれば、そのキーワードで上位表示することが可能です。
SEOで出来ること
一般的にSEO担当者は以下の3つをゴールにすることが多いです。
- 売上… Webサイト全体のコンバージョン(成約率)を改善する
- 認知度を上げる… 検索からのトラフィックを増やす
- ブランディング/評判の向上… 会社名、または商品名で検索された時のランキングを上げる
ちなみにSEO/コンテンツマーケティングは、デジタルマーケティングの中で2番目に費用対効果が大きいと言われています。
いったん検索順位が上がると自動的にトラフィックや成約が入り続けるので、長期的に考えると莫大な利益を得ることが出来ます。
SEOはオワコン?
アフィリエイター、ブロガーの検索順位が落ちたことにより「SEOはオワコン?」という言葉がよく囁かれるようになりました。
結論から言うと、テキスト系コンテンツは飽和状態にあるということは正しいです。
つまり、本当に質の高い記事しか人気になることは出来ません。
ただ、テキスト系コンテンツは今後も需要があり続けるだろうし、マネタイズしやすい+長期的にトラフィックを稼ぐという目的で第一候補に上がるのは、これからもブログであることは変わりません。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
関連記事 SEOブログがオワコンと呼ばれている理由
SEOの種類
SEOの方法はさまざまなものがあるのですが、大まかに言うと以下の通りに分かれます。
- オンサイトSEO(内部対策)… 自社のWebサイトを最適化する
- テクニカルSEO
- コンテンツSEO
- オフサイトSEO(外部対策)… 外部の評価をコントロールする
- リンクビルディング(被リンク構築)
- サイテーションビルディング(メンションの構築)
- E-A-Tの構築
- SERP SEO
- MEO(ローカルSEO)
テクニカルSEOとは?
初心者向けに簡単に説明すると、Webサイトのコーディングを最適化することによってWebサイトのSEO基礎能力を向上させることです。
テクニカルSEOの定義は、Googleの検索エンジンに対してWebサイトの構造や内容を正しく伝えるためのテクニックです。
クロール、インデックスに関わる部分がここです。
- パンくずリスト
- HTML最適化
- サイトマップ
- リンク切れ
- HTTPS
- hreflang
- リダイレクト
- canonical
- コンテンツの重複
- キーワードカニバリゼーション
- Mobile-first indexing
- AMP
- レスポンシブ(モバイル対応)
- ページスピード
コンテンツSEOとは?
コンテンツSEOは、Webサイトに使われるテキストや画像を最適化するテクニックです。
- サイト構造(インフォメーション・アーキテクチャ)の最適化
- メタタイトル、ディスクリプションの最適化
- URLの最適化
- 見出しの最適化
- 画像の最適化
- 内部リンク、外部リンクの最適化
関連記事 コンテンツSEOとは?
リンクビルディング(被リンク構築)とは?
被リンクとは、他のサイトが自分のページにリンクを置く行為のことです。
多くのサイトが自分のページへのリンクを置くと言うことは、そのページはとてつもなく有益である可能性が高いです。
なのでGoogleはこのようなページに対する評価を高めます。
関連記事 被リンク構築とは?増やし方のコツ
サイテーションビルディング(メンションの構築)
他のサイトが自分のサイトのことを言及する行為のことを指します。
そしてこのサイテーションが多ければ多いほど、Google検索の評価が上がると言われています。
参考 How to use brand mentions for SEO, or the linkless future of link building | Search Engine Land
E-A-Tの構築
最近は外部評価にEATが大きく影響していると言われています。
EATは以下の単語の略です。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
つまり、現実の世界で自分に関連分野での地位や名誉があれば検索に有利になるということです。
これにより、各分野の専門家や企業がGoogle検索結果で大きなアドバンテージを得ることになりました。
もしあなたが何かの分野でエキスパートの名声を得ているのであれば、その分野で上位表示できる可能性は高いと言えます。
関連記事 SEO対策の重要指標「EAT」とは?YMYLって何?
SERP SEOとは?
SEARPはSearch Engine Result Page(検索結果ページ)の略です。
SERPs(Search Engine Result Pages)と呼ばれることもあります。
これは「特定のキーワード(例えば自社名での検索)での検索結果ページ」を最適化させるテクニックのことです。
例えば、検索結果に表示されるスニペットやサジェスト、1位~10位までのすべての順位をコントロールしたりします。
参考 How to Use On-SERP SEO to Increase Brand Awareness & CTR | Search Engine Journal(英語)
MEO(ローカルSEO)とは?
Google Mapで検索を最適化させることです。
最近はGoogleマップでレストランなどの店舗検索を行う人が増えていることにより、MEOの需要が高くなってきています。
関連記事 ローカルSEO/MEO対策とは?Googleマップから店舗集客する方法
Googleディスカバー(Google砲)最適化の方法
ここ2、3年話題になっているのが、Googleディスカバーからトラフィックを稼ぐ集客方法です。
厳密に言うとSEOとは関係が無いのですが、SEO界の書く著名人が情報発信をしていることもあり、SEO担当が最適化しているケースが多いです。
ちなみに僕の経験だと、1回当たると1,000~30,000クリックぐらい稼げます。
有名なECサイトを運用している方は、コツをつかめば毎回ヒットさせることが可能で、ヒットした時のクリック数も安定して10000クリックくらい稼げるようになることも可能。
詳細は以下の記事を参照ください。
関連記事 Google砲とは?対策、条件、コツ、効果、確認方法など
Webサイトスピードの最適化
ここ最近のGoogleはWebサイトスピードをランキングに影響させるような発言をしています。
コアウェブバイタルという指標をGoogleサーチコンソールに追加するなど、着々と準備も進めているようです。
特に企業サイトはモニタリングしないと皆好き勝手機能を追加していくので、SEO担当がしっかりとモニタリングして、サイトスピードを最適化していくことが必要になります。
ECサイトのSEO対策
ヘイショー
ECサイトのSEO対策は需要が多いですが、方法は個人ブログやアフィリエイトとまったく異なります。
ヘイショー
以下の記事に基本的な考え方をまとめましたので、ご参考ください。
関連記事 ブランドECサイトのSEO対策で重要な3つの目標設定と各施策
SEOの改善をトラッキングする方法
上記のSEOの改善には以下の3つのメトリックスを指標にすることが多いです。
- オーガニック検索(Google検索)からの流入
- 各キーワードでの検索順位(ランキング)
- コンバージョンの数
検索順位をチェックする方法
最後に、キーワード選定でリストアップしたキーワードがランクインされているかを確認します。
検索順位をチェックする方法は以下の通り。
- GRCを使う
- Ahrefを使う
- Serposcopeを使う
- Google Search Consoleを使う
おすすめはGoogleスプレッドシートにGoogle Search Consoleのプラグインを使ってチェックする方法です。
企業のインハウスSEO担当としてKPIレポートを作る場合
SEO担当としてKPIレポートを作る場合、以下の項目をトラッキングすることが一般的です。
- Google Search Consoleレポート
- 検索結果からのインプレッション
- 検索結果からのクリック数
- テクニカルエラーの数
- Web Core Vitalのスコア
- Googleディスカバーのレポート
- Googleアナリティクスレポート
- オーガニック検索からのトラフィック
- オーガニック検索からのコンバージョン
- 検索順位トラッキングツール(GRCなど)
- ターゲットキーワード(100~1000個)の検索順位
- SEOツール(SEMRush、Ahrefなど)
- 被リンクの数
- サイテーションの数
これらの情報はあまり出回っていないので、以下の記事にまとめておきました。
SEO勉強方法
SEOをもっとも効率よく勉強する方法は、以下の通りです。
- 入門書を読む
- ブログやインフルエンサーをフォローして、情報収集
- 自分のサイトで試す
注意点としては、SEOはトップレベルの人から習った方が良いということです。
よくTwitterなどでSEOのことをつぶやいている人がいますが、間違ったことを言っている人はけっこういるので注意が必要です。
おすすめのSEOの本
SEOというのは、「Webサイトの運用がいかにGoogleのガイドラインに沿えているかどうか」を追求するテクニックです。
なので、Googleの検索エンジン最適化のガイドラインを読むことが一番間違いないです。
参考 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド | Googleサーチコンソール ヘルプ
あとは、個人的には「沈黙のWebライティング」という本が好きです。
ブログ/インフルエンサー/メディア
僕がフォローしているのは以下の方々です。
詳しくは以下の記事を参考ください。
関連記事 SEO、デジタルマーケティングが学べる国内&海外のブログ14選
SEOツール
ツールにお金をかけている人が多いですが、僕が使用しているのは以下のツールで全て無料です。
- Google Analytics(グーグル・アナリティクス)
- Google Search Console(グーグル・サーチ・コンソール)
- Google Spreadsheet(グーグル・スプレッドシート)
- Uber Suggest(ウーバーサジェスト)
あとは実際の検索結果やサジェスト、関連キーワードを参考にします。
以下の二つのツールを使用しているSEO担当は多いです。
費用は月額1万円と高いですが、いろんなサイトを見るようなSEOコンサル会社などは使用しても良いと思います。
関連記事 SEOツール21選。検索順位トラッキング、被リンク調査、サイト分析など全部紹介
SEOコンサル会社
自分でSEOを勉強する時間がない、SEOだけでフルタイム一人雇うのは厳しい、という方は外部に依頼するのもありです。
ただしSEOコンサル会社にもピンキリがあり、費用対効果が出るケースは正直言って少ないです。
以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事 SEO対策会社/コンサルタントの選び方【経験者が解説】
まとめ
ざっくりとまとめてみましたが、これからSEOに関する記事を追加してこのまとめ記事にリンクさせていていきます。
また読みに来ていただけると幸いです。
ヘイショー