ビジネスに使える無料Webツールを公開しました

HTML5でSEO強化へ!要素タグsection, article, mainの使い方

ふきげん猫ちび

SEOに強いWebサイトを作りたい!
HTML5のタグを積極的に使うとSEOに強いサイトが作れるの?

ふきげん猫ちび

結論から言うと、HTML5の要素タグを使うとSEOに劇的に強くなります。

要素タグというのは、<header>, <footer>, <main>,<article>, <section>, <aside>などのレイアウトを構成するタグのことです。

今回の記事では以下の内容について詳しく解説します。

  • HTML5とは?
  • HTML5要素タグを使うことによる特典:コードが整理される
  • 各要素タグの使い方の解説
  • SEOに強いサイトのHTML5の使い方サンプル

ちなみに僕は6年くらいWeb制作とマーケティング(SEO中心)をWeb制作会社で担当していたので、ここら辺のことを語らせるとかなり詳しいです。

HTML5の要素タグを上手く使うとソースコードが凄く整理されるし、Googleにコンテンツの内容を正しく伝えれるようになります。

ただし、いくつかのタグ(main, article, section, asideなど)は使い方が若干ややこしいので注意が必要です。

ヘイショー

参考にしてみてください!

HTML5とは?

この動画で物凄く分かりやすく、簡潔にまとめられています。

つまりHTMLのルールが変わったという話です。

一番の目玉となる変更は、<video><audio>などのタグを使うことによって動画や音声を直接ページに埋め込めることになったことです。

その他いろいろなタグが追加されたのですが、SEOに関係するのは要素タグ(nav, main, article, section, aside)と呼ばれるものです。

ちなみにWordPressのテンプレートを使う人はSEOに強いテンプレート(アフィンガー、サンゴなど)を利用すれば初めから実装されています。

ただし自分のWebサイトを作る方は必ず覚えておいた方がよい内容です。

HTML5要素タグを使うことによる特典:コードが整理される

まずは実際のコードを見てみてください。

HTML5の要素タグを使わない場合

コード

<div class="header">
	<h1>title</h1>
	<form>Search</form>
	<div class="nav">
		<ul>Site navigation</ul>
	</div><!-- /nav -->
</div><!-- /header -->

<div class="main">
	<div>
		<h1>Article Title</h1>
		<p>Summary</p>
	</div>
</div><!-- /main -->

<div="sidebar">
	<div>
		<h2>Blogroll...</h2>
	</div>
</div><!-- /sidebar -->

<div="footer">
	<h2>Footer</h2>
</div><!-- /footer -->

HTML5の要素タグを使った場合

コード

<header>
	<h1>title</h1>
	<form>Search</form>
	<nav>
		<ul>Site navigation</ul>
	</nav>
</header>

<section>
	<article>
		<h1>Article Title</h1>
		<p>Summary</p>
	</article>
</section>

<aside>
	<section>
		<h2>Blogroll...</h2>
	</section>
</aside>

<footer>
	<h2>Footer</h2>
</footer>

考察

上記のサンプルソースを見てもわかるように、ソースコードが圧倒的にすっきりします。

HTML5が登場するまでは基本Divタグで囲ってクラス名で区別していたと思いますが、ソースコード内にはどこから来ているのかわからない</div>が大量発生していました。

HTML5要素タグを使うと内部SEOが強くなる理由は、Googleなどの検索エンジンがサイトの構造を理解しやすいためです。

例えばブログなどではサイドバーにあたる<aside>内のコンテンツが他ページと重複しますが、<aside>タグで囲むことによって「ここはサイドバーだよ」という情報を検索エンジンに与え、コンテンツ重複による低評価を避けることができます。

また、mainarticle内に登場するH1, H2タグなども他のセクションよりも優先付けされるため、記事内のキーワードが検索エンジンにより拾われ易くなります。

各要素タグの使い方の解説

上記のサンプル画像を見て分かるように、<header>, <nav>, <aside>, <footer>タグの使う場所は簡単に分かると思います。

ややこしいのが<main>, <article>, <section>のポジションです。

これは各サイトで使い方が違う事が多いので、当初は何が正しくて何が間違っているのかが判断できませんでした。

そこで、各要素の定義付けを見ていきたいと思います。

main要素の定義

  • ページ内のメインのコンテンツとなるセクションへ使用
  • 1ページ内に1つのみ使用
  • article, aside, footer, header, nav要素の中には入れてはいけない

参考 HTML の <main> 要素 | MSD web docs

article要素の定義

  • そのページから切り取っても単独で成り立つセクション
  • ページ内のメインのコンテンツとなるセクションへ使用
  • トップページの新着情報の箇所に使う

参考 <article>: 記事コンテンツ要素 | MSD web docs

section要素の定義

  • その名の通り、ページ内の文章などの区切りのセクションを囲むタグ
  • レイアウト目的では使用しない。レイアウト目的なら<div>を使用。
  • 見出し(Hタグ)が無いを箇所は<section>を使用しない

参考 <section>: 汎用セクション要素 | MSD web docs

ヘイショー

実際のWordPressテンプレートを見てみます。

SEO最強と呼ばれるWordPressテンプレート「Stinger」のHTML5要素の構造を分析してみた

Main, Articleの中にSectionを入れています。

ヘイショー

こんな感じで、他のいろいろなサイトを見て研究してみてください!

以上、HTML5の要素タグについての解説でした。